REPORT
レポート
ヨーロッパ3,000kmキャンピングカー修行の旅|スタッフ遊びレポート

FREE CAMPスタッフのれおです。
2025年3月末。
2週間の日程で、ヨーロッパをキャンピングカーで縦断する「修行の旅」に行ってきました!
メンバーは、社員チームのれお・ゆぐ・まぎーの3人。
旅の様子は、動画にもまとめました。

そもそも「修行の旅」って?
FREE CAMPでは、キャンプでも、アスレンジャーでも、The DAIGAKUでも、
子どもたちに「やってみよう」「挑戦してみよう」と声をかけることがたくさんあります。
子どもたちにそれを求めているのに、
僕ら大人が未知の体験に飛び込まないでどうする。
ということで、スタッフが自分たちで知らない場所に飛び込んで、
どんどんインプットしてくるのが「修行の旅」です。
なので、今回も旅のルールはひとつ。
「迷ったら、しんどい方を選ぼう」
観光地はできるだけ避けて、あえてしんどい選択をしていきます。
今回の旅は「車を届ける」旅
パリin・パリoutの航空券が安かったので、まずはフランスのパリへ。
そこからイタリアのミラノへ移動して、旅がスタートします。

今回借りたキャンピングカーは、普通のレンタカーではなく「回送サービス」。
車を目的地まで届ける代わりに、安く借りられるという仕組みです。
ただし条件がひとつ。
3月31日までに、フィンランドのヘルシンキに車を届けること。
遅れるとめっちゃ追加料金を取られるので、絶対に遅れられません。

ミラノからヘルシンキまで、約3,000km。
キャンピングカーで、ヨーロッパを南から北へ縦断します。
…と、気合い十分でスタートするはずだったのですが。
事件① パスポートが、ない
旅2日目。
キャンピングカーを借りるお店で、身分証明のために書類を出そうとしたところ…
ゆぐ「…ないかも」
ゆぐのパスポートが、ない。
たぶん移動中の乗り物の中。旅行者が一番やってはいけないミスです。
パスポートとクレカさえあればどうにかなる。命の次に大事なやつ。

すぐに警察署を探して駆け込むと、
「そんなの出てくるから待ってて」と言われ、紛失届を出したいと言っても「出さなくていい」。
さらに、領事館に電話すると、
2日前までならその日のうちにミラノで発行できたはずの仕組みが、前日から変わってしまっていたことが判明。
いつ発行されるのか分からない。
緊急旅券で入れる国も限られる。
3月31日までにヘルシンキに着かないといけない。
不確定要素だらけです。
作戦会議

キャンピングカーの中で、3人で作戦会議。
正直、一番テンションが下がっていた理由は、
「ゆぐと一緒に旅ができないかもしれない」ということでした。
交代して先に進むのが常套手段なのは分かっている。
でも、できれば3人で旅をしたい。
そこで決めたのは、
・誰のせい、はやめよう。3人チームや。みんなが悪い。
・先のフェリーは、いったん3人分取っておく。ゆぐが来られなかったら、損はするけどそれでいい。
ゆぐはひとりで警察と領事館を行ったり来たり。
警察で1時間かけて書類を書いてもらって、領事館に行ったら書類が足りない…。
現金をおろそうにも、ATMは使えないし、窓口で両替するにもパスポートが必要。途方に暮れます。
そして3月27日。

ミラノの総領事館で、緊急旅券、発行!
あとからゆぐに聞くと、
「れおとまぎーが自分のために出発せずに待ってくれていて、他に行きたいところもリストアップしてたのにミラノに残ってくれて。タイムリミットがあるのにうまくいってないから、焦った」とのこと。

翌28日、無事3人で合流。
ここから一気に北上です!
事件② キャンピングカー、デカすぎる

ヨーロッパの車は左ハンドル・右車線。
しかもキャンピングカーの横幅が、思ったよりずっと大きい。
ハイエースの感覚で運転していると、横幅が足りない。

そして、れお、ふとした瞬間に、運転席と反対側のミラーが路肩にコツン。いや、カシャ。いや、ガシャン!くらいだったかな?笑
ミラーについているウインカー部分が破損。当然弁償で数万円かかりました。
事件③ キャンピングカーのトイレ問題

キャンピングカーで車中泊した朝。
出発前から一番恐れていたことが起きました。
トイレが、うまくいかない。
汚物の処理が大変になるという、まぎーがキャンピングカー旅で一番避けたかった事態。
トイレは使わないって決めていたのですが、どうしようもなくトイレ使用。
すると、初期設定がうまくいっていなくて流れない事件発生。
朝から悪戦苦闘していました。
スイス、ドイツを抜けて北へ

スイスではライン滝に寄り道。
3月29日にはドイツに入国。
陸続きのヨーロッパは国境らしい国境もなく、気づいたら国が変わっています。

ドイツ北部の港からは、キャンピングカーごとフェリーに乗ってフィンランドへ。
緊急旅券という不完全なパスポートのゆぐは、緊急旅券で入国できる国が決まっており、当初は東欧やバルト三国も行ってみたかったのですが、これがフィンランドへの唯一のルートでした。

そして3月31日。

期限ギリギリで、ヘルシンキに車を返却!
パスポートで丸2日足止めをくらったけど、なんとか約束の日に間に合いました。
事件④ 疲れた夜のスーパー
旅の折り返し、4月1日。ヘルシンキで一度、3人でここまでを振り返りました。

そこで出てきたのが、キャンピングカー旅の、疲れた夜のスーパーの話。
食事にあまり興味がないれおとゆぐ。
毎日のご飯をどうするか、それを決める元気もない2人に、まぎーがついにキレました。
ちょっとピリピリして、緊急話し合い。
ちゃんとおいしいものを食べたいが、メニュー決めから買い出しの判断(しかも食材が高い!)、負担を一手に引き受けてきたまぎー。
正直なんでもおいしいゆぐとれお。
(ゆぐは果物好きなので、しれっと果物をカゴに入れる)
広いスーパーの一角で緊急会議が開かれました。
事件⑤ ゆぐだけ、オーロラを見る
ヘルシンキからさらに北へ。
フィンランド北部、イナリへ向かいます。

4月1日の夜。そろそろオーロラチェック。
外に出てみると…曇り。まだ見えません。
その夜、ゆぐだけがオーロラを見ました。
れおとまぎーも起こされたのですが、
「どうせ見れないでしょ」と、そのまま寝ました。
事件⑥ 鍵が、中
ある時、散歩から帰ると…
鍵が、中にある。
鍵でカチャっとするタイプだと思っていたら、まさかのオートロック。
完全に締め出されました。

どうする?
…裏に梯子がある。

裏の梯子から登って、2階から侵入。無事、中に入れました。
事件⑦ 3人で、オーロラ
そしてその夜。

「おー、すごっ。あれ、オーロラじゃん」
今度は3人そろって、オーロラを見ることができました!
動画でも分かるくらい、はっきりと。

前日に寝ていた2人は、ここでやっと取り返しました。
事件⑧ サンタに、会う

イナリからバスで移動して、サンタクロース村へ。
本物のサンタさんに会って、サインをもらって、握手もしてもらいました。
右手にサンタの力が宿った(気がする)。
事件⑨ サンタクロースエクスプレス、予約できてなかった
サンタクロース村からは、夜行列車「サンタクロースエクスプレス」でヘルシンキへ戻る予定。
…が、直前になって、
予約したと思っていた電車の支払いが、できていなかったことが発覚。
係はゆぐでした。

なんとか乗ることができて、車内で振り返り。
「やりました」って言って、してないことって、ある。
キャンプの発注ミスで朝ごはんがなかったこともあったし、
前の冬のキャンプで、ご飯の量が変わってなかったこともあった。
まあ、あるよ、あるよ。誰でも。
フィンランドの締めは、サウナ

フィンランド最終日の朝は、サウナで温まって、

そのまま冷たい湖の中へ!
「冷たい!」「痛い!」
事件⑩ 緊急旅券で、ロンドンへ
フィンランドからロンドンへ。
ここで、緊急旅券のゆぐだけ、イギリスの入国審査でめちゃくちゃ時間がかかりました。

ロンドンでは、大英博物館や美術館を巡り、

大英博物館にはモアイがいたり、

まぎーはゴッホのひまわりの前でにっこり。
そして帰国。
帰りの便はパリ発。ここでも緊急旅券のゆぐは、フランスに入れないため、
ひとりだけ別便で、イタリア経由で帰国することに。

4月7日、福岡空港。
福岡空港の係の人も、緊急旅券での入国の処理を知らなかったようで、上の人に確認しながらの手続き。
最後の最後まで、ゆぐの手続きは時間がかかりました。
れおの気づき
事件だらけの2週間でした。
パスポートをなくすゆぐ。
ミラーをぶつけるれお。
トイレで苦戦するまぎー。
3人とも、それぞれにポンコツです。
でもそれでいい。
その都度3人で作戦を立て直して、なんとか前に進めばいい。
ちゃんと話し合うというコストがかかりますが、それがFREE CAMPっぽくていい。
うまくいかないことに向き合って、調整して、乗り越える。
それぞれのポンコツさを分かったうえで、補い合う。
子どもたちに「やってみよう」と言うからには、
僕ら大人も、ピンチに向き合って試行錯誤し続ける姿を見せていきたいと思います。

FREE CAMP れお