REPORT
レポート
リスクマネジメント|スタッフ研修
夏を迎え、水辺の活動やサマーキャンプが始まります!
6/29(土)~6/30(日)に職員+学生スタッフ全員で 【リスクマネジメント研修キャンプ】 を実施しました。
このレポートで伝えたいこと
1.こんなことをやりました
2.リスクマネジメントについての考え方
・リスクはある!
・リスクがあるから学びがある(価値がある)
3.FREE CAMPの安全対策
・装備
・事前準備
・知識スキル
・運営体制
・仕組み整備
1.こんなことをやりました
サマーキャンプでも日帰りプログラムでも、僕らの活動は、「体験を通して人を育てる」というスタイルです。
今回のスタッフ研修も、体験ベースでリスクについての知識、スキルを深めています。
キャンプを通じて、なんとなく知っているリスクが、体験することで、よりイメージできるリスク、想定できるリスクに!
2日間の主なスケジュールは以下の通りです
6/29(土)
海のリスクについて@深江海岸
・泳いで助けに行ったらこうなる
(溺れさせられる体験)
・ライフジャケットの有無による浮力の実験
・SUPによるレスキュー実践
火のリスクについて@今宿野外活動センター
・火の取り扱いの実践
(濡れた材で火起こしにチャレンジ)
・火を扱う場所の下見
6/30(日)
山、木登りのリスクについて@今宿野外活動センター
・落下する可能性のあるフィールドでの基本的な考え方(背中、頭を守る)
・実際に補助しながら登ってみる
・山の場所の下見(迷いやすい道、リスクの高い道はないか)
川のリスクについて@今宿野外活動センター
・危険箇所の下見(実際にあそびながら)
・もし事故が起こった場合の対応の想定(だれに連絡する?どんな対応になる?)
2.リスクマネジメントの考え方
・リスクはある!
ゼロリスク=何もしないこと。
家でゲームやってる時よりも、川遊び、火遊びなどしているときの方がリスクは高い。
野外で活動している以上、必ずリスクは存在します。
・リスクがあるから学びがある(価値がある)
リスクがあるから自ら考えて回避しようとするし、どうやったら安全で楽しくできるか考える。
失敗したらどうしようーと、ワクワクするし、それを乗り越えた時に達成感を感じる。
すべてのリスクを排除するのではなく、
存在するリスクをどうコントロール下に置くか、
体験できるリスクにマネジメントするか。が重要。
僕たちの実践する安全対策やリスクマネジメントの考え方に納得した上で、子どもをお預けください。
3.FREE CAMPの安全対策
上記の通り、リスクは必ず存在する。のですが、
ただ、無防備に活動をしている訳ではなく、
体験できるリスクにマネジメントする上で、いくつもの安全対策を実施しています。
・装備
プログラムに応じて、装備の部分でできる安全対策はしています。
具体的には、ライフジャケット、ヘルメット、レスキュー用の浮きなどの備品はこちらで準備しています。
肌の露出を抑えるラッシュガード、やけどを防ぐ軍手、長袖長ズボンなど、子どもの格好は各家庭に準備をお願いしています。
装備の部分から安全対策を実施しています。
・事前準備
活動スタッフでプログラム前にできる準備として、下見と事前ミーティングを実施しています。
下見では、実際に活動する場所のリスクの確認や、
いざというときの導線の確認、起こりうる怪我や事故の対処の確認を行い、
事前ミーティングでは、当日のスタッフ間でプログラムのタイムスケジュールや活動内容、
子どもの年齢から想定されるリスクをより具体的に確認しています。
・知識スキル
活動するにあたって、知識やスキルがないと、
予測や予防ができませんし、対処もできないので、
知識、スキルを伝える場もスタッフトレーニングの一貫で行っています。
上記にあるようなリスクマネジメント研修キャンプの実施や、
月に3回行われている学生スタッフ研修でも、
安全を守りながら活動するために必要な内容でスタッフ研修を行っています。
学生スタッフはMFAチャイルドケアプラスという都市救急の応急手当の資格取得を推奨しており、2024年7月現在全体の8割を超えるスタッフが資格を取得しています。
また、FREE CAMPの社員はそれに加えて
・WFAという野外救急の資格取得や、
・スノーケリング講習
・アウトドアガイドのリスク講習への参加、
FREE CAMPとしても
国際自然大学校のアライアンス、日本アウトドアネットワークに所属し、事故事例や対策の情報交換を行うなど、
知識スキルの部分でできる安全対策は積極的に実施しています。
・運営体制
当日の運営体制でも、安全対策を実施しています。
グループ担当制(班担当制)を導入しており、
当日は参加者5〜8人にスタッフ1〜2人がついて、活動するようにしています。
また、グループを担当するスタッフ以外にも浮いて全体を見渡せるスタッフも配置しており、
グループを担当するスタッフと、全体を担当するスタッフのダブルチェックでできるような体制で、
プログラムを実施しています。
・仕組み整備
参加者、スタッフ全員、活動中の事故や怪我に対応できる保険に加入しています。
また安全管理マニュアルを整備し、FREE CAMPとして安全にプログラムを実施する上でどのような動きが求められるのか、どのような考えで活動しているのか、スタッフ間での徹底をはかっています。
まとめ
このレポートで伝えたかったことは以下の3つです。
1.こんなことをやりました
・リスクマネジメント研修キャンプ(6/29ー6/30)
2.リスクマネジメントについての考え方
・リスクはある!
・リスクがあるから学びがある(価値がある)
3.FREE CAMPの実施している安全対策
・装備
・事前準備
・知識スキル
・運営体制
・仕組み整備
この夏、お会いできることを楽しみにしております!
特にリスクマネジメントの考え方や対策について、
「それでは困る!」「不安すぎる!」などあれば、公式LINEでメッセージください。
もしくは、
どうしても不安が大きすぎる場合は、無理せず参加を取りやめるという選択もオススメしています。
保護者の方もお子さん本人も、納得した上でのご参加をお待ちしています!
FREE CAMP ゆぐ
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