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場が人を育てる 〜スタッフも共に育つ仕組み〜

FREE CAMPは、FREE CAMPスタッフ(学生スタッフ)という仕組みを取り入れています。
通年登録でのインターン制度です。毎年30名ほど。ほとんどが学生で、長いメンバーは4年間。
社会人になってからも関わっているメンバーもいます。

FREE CAMPでは、スタッフの育成にかなり本気で時間とエネルギーを使っています。

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① スタッフチームは「お手伝いさん」じゃない

子どもの自然体験事業や平日のフリースクールと、スタッフの育成。
うちでは、この2つを完全に対等な柱として位置づけています。

他の団体では、学生はどちらかというと、子ども向けプログラムを運営するために巻き込む「ボランティアスタッフ」という立ち位置になりがちだと思います。

もちろんそれ自体が悪いわけではありませんが、うちはそこをあえて横に並べ、

「子どものプログラムと同じくらい、学生育成もめちゃくちゃ大事だ」
という考え方でやっています。

学生や20代前半の若者たちもまた、子どもたち同様、これからの世の中を創っていく人たち。
この人たちが、何を体験し、何を考え、どう行動するかが、世の中全体にとって重要です。

② 「人が育つ場ってなんだろう?」という問い

子どもに対しては、自由で主体的でいられる場が必要だと考えています。

これはまさに、キャンプやプログラムの中で実践していることです。
ただ、私たちはこの考え方が子どもだけに当てはまるものではなく、どの年代でも変わらないものだと思っています。年齢に関係なく、そういう場に身を置いていれば、人は育っていくはずです。

だからこそ、その場を子どもたちだけでなく、学生にも用意したいと考えています。

学生自身が自由で主体的に活動できる場所として、FREE CAMPを使ってもらえるような形にしたいのです。そのための空間づくりに、私たちはかなりの時間とエネルギーを使っています。

③ 子ども×アウトドア→本当に難しい

子育てをされている方なら共感していただけると思いますが、
「子どもに何かを伝える」ということは、想像以上に難しい。

特に僕らの活動で作りたい「自由で主体的な体験」は、権威で従わせることの真逆です。

相手にも納得してもらいながら、お互いにとって納得のいく形で伝え、動いてもらう必要があります。
これが、むちゃくちゃ難しい。

例えば、時間に余裕のない朝に、どう急いでもらうか。
例えば、こちらだけが気づいている安全上のリスク、相手はまだそれを理解していません。そのときにどう止めるか。
こちらが見えているものと、相手が見えているものが違う中で、どう伝えるか。難しい場面ばかりです。

④ その難しさこそ「学び」の源泉

正直なところ、こうした難しさに直面するたびに、私たち自身にもたくさんの学びがあります。
「イライラしてしまったな」「もっと違う伝え方があったのではないか」といった気づきです。

だからこそ、この学びを自分たちだけで抱えておくのはもったいないと感じています。
もっとオープンに人を巻き込みたいという思いから、学生を積極的に集めています。

学生にもこの難しさを一緒に体感してもらいながら、
「本当はどうしたかったのか」
「どうすればもっと良かったのか」、
さらには「自分自身はどうありたいのか」

というところまで学べる機会にしたいと考えています。

通常のプログラムと並行して、そうした学びの場を作っています。

固定された大人とだけ関わるよりも、毎年入れ替わるさまざまな大学生と関わり合う場の方が、結果的に子どもたちにとってもより良い場になると考えています。

いろいろな立場の人が、いろいろな視点からメッセージやフィードバックをくれるからです。ですので、一部の決まったメンバーだけで運営する、といったことはしていません。

⑤ 最大の弱点は、安全管理!

もちろん、良いことばかりではありません。
この仕組みの最大の弱点は、安全管理です。

学生に「すべてお任せします」というわけにはまだいきません。
安全に関する最終的な責任はこちらが持ちながら、判断できる部分は学生スタッフに渡して、実際に判断してもらう、というやり方をしています。

もちろん、安全管理に関する研修にもかなりの時間をかけます。

安全管理のために使う時間は、学生スタッフを巻き込んでいる以上、正直なところかかります。

ベテランのスタッフだけで運営すれば、その時間は間違いなく短くなるはずです。
それでも学生を巻き込んでいる以上、そこに使う時間が増えているのは事実として受け止めています。

まとめ

スタッフの育成にここまで力を入れているのは、私たちのかなり独自性のある部分だと思っています。

子どもたちに対しても、スタッフに対しても、「自由で主体的にいられる場」をつくること。
そして、そこにある難しさを隠さずに分かち合うこと。
この2つが、私たちの考える「場が人を育てる」ということだと思っています。

こうした背景も知っていただけると、FREE CAMPのことをより面白く感じていただけるかもしれません。

FREE CAMP代表:野田 れお

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