インターンメンバーって、どんな存在なんだろう?

FREE CAMPは、社員だけでなく、たくさんの大学生インターンメンバーと一緒にキャンプや年間プログラムをつくっています。
今回は、学生スタッフ代表として関わってくれている「コビー」に、実際どんな気持ちでFREE CAMPに関わっているのかを聞いてみました。

①子どもとは、関係ないところから始まった
コビーは九州大学4年生。キャンプネームは、好きな漫画「ワンピース」の登場人物から取って「コビー」です。
正直に言うと、FREE CAMPに入った理由は、子どものこととはあまり関係がなかったそうです。新潟から出てきて、周りに知り合いが誰もいない中でサークル選びにも出遅れ、6月頃までコミュニティと呼べる場所がなかったといいます。「さすがにやばい」と思っていたときに、たまたま学部のLINEに流れてきたのがFREE CAMPでした。「これしかない」という気持ちで始めたそうです。
② 毎週金曜日、積み重ねているもの
FREE CAMPには、大体1年契約で登録する学生インターンメンバーが、毎年30人弱ほどいます。
ほぼ毎週金曜日に研修会を開いていて、安全管理のことはもちろん、「そもそも自分はなんでこれをやりたいんだっけ」「FREE CAMPとしてはこんなことをやりたい」というテーマや、コミュニケーションについての話、そして「その人が本当はどうしたいのか、そのために何をするか」といった話をしながら、学生たちと一緒にキャンプや週末の年間プログラムをつくっています。
コビーは、この仕組みに関わり始めてもう4年目になります。

③面白かったのは、遊びそのものだった
インターンメンバーは、交通費は支給されるものの、いわゆる普通のアルバイトとは違います。実際のところ、学生たちは何にやりがいを感じているのでしょうか。
コビーが挙げてくれたのは、子どもと一緒に行く自転車旅や、4泊5日のスキーキャンプなど、長い時間をかけたプログラムの話でした。最後にみんなで「面白かったね」「この仲間と遊べてよかったね」と言い合える瞬間や、終わった後の子どもたちの表情、保護者の方から「お疲れ様でした」と声をかけてもらえること。そうした「役に立てたな」という実感や、「自分の好きなことで、誰かに喜んでもらえた」という感覚が、何より楽しいのだと話してくれました。
ただ、1年生の頃は少し違ったそうです。当時は、子どもと関わること以上に、大人も一緒に行く自転車旅そのものが単純に面白くて続けていた、と振り返ります。
④ 自転車で台湾を旅して、距離が縮まった
コビーが1年生だった年の秋、私とスタッフのゆぐで「自転車で台湾を縦断しよう」という企画を立てたことがありました。誘ったのは、コミュニティを求めてなんとなくFREE CAMPに関わり続けていた、エネルギーはありそうだけど何がしたいのかはまだよくわかっていなかった、その頃のコビーです。
このときから、少しずつ距離が縮まっていったように思います。
FREE CAMPには、こういう不定期の遊びの企画がよくあります。私やゆぐがまずやってみて、「これ、学生を巻き込んだら面白いだろうな」と思ったものに誘う、という形です。そこで一緒に「これ、面白いよね」という感覚を確認できたら、「これを子どもたちにもやりたいんだよね」という話につなげていきます。コビーは、そんなふうに巻き込まれてきた一人です。
もちろん、最初から子どもが好きで、教育学部だから、というモチベーションで関わり始める学生もいます。それぞれのきっかけやモチベーションは違っても、「どう関わるのが子どもたちにとって一番いいんだろう」というところに、みんなでたどり着いていく感覚があります。

⑤ 巻き込まれる側から、巻き込む側へ
1年目は、多くの場合まだ「巻き込まれる側」です。でも、2年目以降になると、今度は自分が後輩を「巻き込む側」になっていきます。
今のコビーには、巻き込む側としての苦労もあるそうです。「全然うまくいかなくて、やりたかったこととは全然違う結果になって、悔しい」——そんな本音も聞かせてくれました。
うまくいかなさに悔しさを感じられるのは、それだけ本気で子どもたちと向き合おうとしている証拠でもあると思っています。
まとめ
インターンメンバーは、最初から子どものために、という強い動機で始まるとは限りません。コビーのように、孤独やなんとなくのきっかけから始まった関わりが、遊びを通して少しずつ深まり、いつの間にか「巻き込む側」として悩み、成長していく。そんな時間の積み重ねが、FREE CAMPの学生スタッフの仕組みを支えています。
これからも、そんな一人ひとりの歩みを、大切に見守っていきたいと思っています。
FREE CAMP代表:野田 れお

