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学生スタッフ野外研修2023|れお

  • そもそもなぜ学生巻き込んでるの?
  • グループの中での学びが鍵
  • 今シーズンの野外研修!
  • どうだったんだろ?
  • これから!

このページは、サポーター特典として公開したものを、後日全体に公開しています!

FREE CAMPでは、年度ごとの通年(1年間)の学生インターンシップとして、学生を巻き込んで活動しています。
学生スタッフ、学生メンバーと呼んでいます。
現在28名。
(実際は社会人と高校生も混じっています)

・ほぼ毎週金曜の研修会
・月1回以上のアースレンジャー
・その他、下見や任意の研修会など

そもそもなぜ学生巻き込んでるの?

人手不足。
ではありません!笑
もちろん、今のキャンプやアースレンジャーの仕組みは、学生スタッフの活躍あってのことですが、

人が足りない
→学生を巻き込もう。
という順ではないです。

子どもたちとのアウトドアでの活動は、

子ども(不確定要素 大)
×
アウトドア(不確定要素 大)

思い通りに行かないことの2乗です。

その現場で、
できる限り(主体的な)学びにつながる体験を作っていくために、

起立!着席!なんてないし、
整列もほぼなし。
(一部、人数数えたいから協力してくれーはある)

〇〇しなければならない。
従わなければならない存在ではなく、
一緒に、楽しい場を作ろう!

と呼びかけて、仲間として場を作っていく。
そんなスタイルを目指しています。

くわしくは…

つまり、
思い通りにならないことの2乗」のところに、
相手を信頼して仲間として場を作る」をやろうとしています。

何が起こるかというと、
・どう伝える?
・どう耳を傾ける?
を考えて、やってみて、うまくいかない!の連続。

・イライラと焦り、不安とドキドキ。
その中で、
最後はこちらが責任を持って安全に、体験を作る。

・ああ、今日も怖くて強く伝えてしまったなー
・あんなに言わなくてもよかったかも。
・ああ、もっとサポートしてもよかったなー
・いやー、そもそも話を聞いてもらえんのがきついな…
どう伝えようか。
などなど。

この状況、
こちら側に学びがないはずがありません。

この「学び」を、僕だけのにしててはもったいない!じゃあ、大学生を巻き込もう!その思考順で、学生を巻き込んでいます。

学生スタッフにとっても「学び」がある!
だから巻き込んでいます。

グループの中での学びが鍵。

体験が学びになる鍵は、
グループの中での学び。

学生に限らず、子どもたちも、集団(グループ)で活動を進めます。

個別のマンツーマンでは生まれない、
グループの中(他者と)のやりとり関わり合いによって、葛藤や気づきが生まれることを意識しています。

できる限りのびのびと、主体的な体験が起こる場を作る

主体的な個人がグループの中での関わり合う

対立や意気投合が発生!

学びや気づきに。

つまり、仲間と切磋琢磨することで、成長していく。

僕らの学び場は、そんなイメージです。

今シーズンの野外研修

学生スタッフ向けには、ほぼ毎週金曜の夜に研修会があります。
週末のプログラムのミーティングだけでなく、
・グループでの気づきって何?
・伝えるには?
・聴くには?
・そもそもあなたはなぜこの活動をしたいの?
などなど、

内容は多岐にわたります。
その中で年1回、夏終わりのこの時期に、
野外研修と呼んでいる2泊3日の研修があります。

過去には、
・無人島から筏を作って脱出したり、
・100km歩いたり、
・3日間とにかく何も決めずにやりたいことをやったらどうなる?
をやったことも。

今回は、
ハウステンボス(とついでに鳥栖アウトレット)にチャリで行こう!
〜真夏のチャリ旅 250km〜

4チームに分けて、ぐるっと九州の北部を一周してもらいました。

どうだったんだろ?

4チーム中、3チームは無事にゴール。
1チームは残り5kでタイムアップ。
大きな事故、怪我なく終えることができて、まずはよかった。

そして肝心のグループでの学びが起こったのか?!

・・起きてます!
見ているこちらが、心動かされることがいろいろと…。

例えば、あるチーム。
このチームを見てて感じた、根底に流れている価値観、
「自分のことは自分でやろう!」

それに囚われてるというか、その教えに真面目だから、自分が遅れていたり、パンクしてチームを遅らせてしまったりすると必死、とても焦る。
「自分で」どうにかしなきゃ、迷惑をかけてしまっている。

そんな感じなので、
「自分のこと」にどうしても意識がいってしまう。
他のメンバーが遅れてしまったり、パンクで全体が遅れてその人が焦っててもどこか他人事。

いやー、
そんな感じではなかなか効果的にチームは機能しません。

道迷いが多かったり、時間管理がうまくいかずにゴール時間に間に合わなかったり。

本当はこのチームの中にも、もっと早く準備しようぜーって気づいてたり、もっとこうしよう。っていう気持ちがあるのに、なかなか他者に要求できない。

そんなチーム内でも、ゴールするためにだれかが口火を切ります。だれかが、勇気を持って、伝えてみる。

そうすると、
傷つけたいわけじゃない発信に傷ついたり、
傷つけたいわけじゃないのに傷つけてしまったり、
そんなことが多発します。

みんな必死にがんばってるから…。うまく伝わらない。
(それにしても、複雑でむずかしい。)

でも、傷ついたこと、傷つけたいわけじゃなかった、そのこともちゃんとオープンマインドしていくと、伝わる。伝わった!うれしい。って瞬間が来たりします。

そんなことが、ほぼどのチームでも起こっていました。

だれかと何かをするって、
本当にめんどくさいし難しいけど、
すべての人が本当はやさしいし、
本当はやさしくしたいし、
本当はやさしくされると嬉しいよね。

そんなことを感じました。

これから!

さて、こういうグループ内での葛藤ややりとりを乗り越えたチームは強いです!
いろんなことにチャレンジできる土壌ができてきます。
やってみようって思えたりそれをサポートできたり。

そういうチームが、
子どもたちに関わることができる!

楽しみ。

同時に、結局グループも個々の集まりなので、
「個」が、どう伝えたらいいのか、
いや、まず伝えようとするか、そこも重要です。

もちろんFREE CAMPとしては、
「子どもたちに体験から学ぶ場を作る。」
ということもやってほしいですが、

もっとその先、
いろんな経験をした「個々人」が、もっともっと世の中おもしろくしていってくれたらいいなーと思います!

FREE CAMP れお

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