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REPORT

レポート

アウトドアプロジェクト始動中|The DAIGAKU

ちょっとチャリで佐世保バーガーを食べに!
あえて梅雨時期、迫力シャワークライミング?!
釣った魚しか食べれないキャンプ!
紅葉シーズンの九重・坊がつるでキャンプ!
キックボード100キロ・6時間耐久レース!
などなど

僕たちが運営するオルタナティブスクールThe DAIGAKU(ザダイガク)
実は今年度から『しょうもないことを本気でやってみる』をコンセプトに
アウトドアプロジェクトという取り組みが
The DAIGAKUに通う子有志とスタートしています。
学期ごとにThe DAIGAKUの中から参加メンバーを募り、
毎回4名〜6名で実施中です!
(The DAIGAKUは全体で15名ほど)

今回はここまで(11月まで)の取り組みの様子をレポート形式で振り返っていければと思います。

新メンバー募集
The DAIGAKU

 

これまでのアウトドアプロジェクト

4月 登山:悪天候な宝満山テント泊
5月 チャリ旅:佐世保バーガーを食べに
6月 シャワークライミング:梅雨時期の迫力
7月 電車でGO!:18きっぷの旅のはずが…?!
9月 釣り:釣った魚しか食べれないキャンプ
10月 登山:すすきシーズンの九重・坊がつるへ
11月 変なこと①:ちょっと早いサンタさんになろう
11月 変なこと②:キックボード100キロ・6時間耐久レース

 

 

4月 登山

宝満山でテント泊をしてみよう!

▼活動の様子(4月末ゆぐ記録)
初日。午後から止む予報の雨が止まず、未明までずっと雨に降られました。
そして、想像以上に寒い…
挙げ句の果てにキャンプ場のお兄さんに
「悪い事は言わないからテントではなく小屋を使った方がいいよ」と言われるほどのハードモード。

ただ、みんなと相談して
「せっかく重いテント運んできたし…」
「このくらいの雨、僕たちなら大丈夫でしょ!」
「小屋だとお兄さんいて自由に使いづらそうだし…」
「ほんとに無理だと思うまで、テントでやってみよ!」
とテント泊を強行。

夜に寒い中食べたお鍋の美味しさ、そして、寒い夜と朝からのきれいな日の出。
自然に苦しめられ、感動させられ、感情の振れ幅が大きな2日間だったと思います。

2日目は4:30に起きたのもあり、「もう山は登らず下山しよう!」と想定していた三郡山への縦走は満場一致で実行せず、そそくさと下りてきました(笑)

この二日間の中で
「こんな天気でテント泊する人とかおらんよ」
「山でテントで泊まるって話したらびっくりされた」
「普通の子どもとのプログラムだったら中止だろうけど、おれらは泊まるもんね」
などと、少し自信を身につけた雰囲気も。

アウトドアプロジェクト、4月の『山』は一旦終わり。
5月は『チャリ旅』がテーマ。
次はどんな冒険が待っているのか…

5/8(水)にまた計画しようと思います!
おつかれさまでした!

 

 

5月 チャリ旅

チャリで佐世保バーガーを食べに行こう

▼活動の様子(5月末ゆぐ記録)
2週間前にルートを下見したメンバーのうちの1人が体調不良でお休みになってしまいましたが、
「佐世保バーガーをチャリで食べに行こう!」
と残りのメンバーみんなで目標を1つにスタート。

佐世保バーガーに辿り着くまではかなり順調でしたが、
その後のキャンプ場までのルートで大苦戦…

登り坂が激しすぎて、全行程のうちの半分以上は自転車を押して歩いていました。
日の入りまでの到着を目標にしていたものの、
みるみる時間がずれ込み、いつのまにか周りは真っ暗に。

お互いのライトを目印になんとかたどり着いて1日目無事終了かと思いきや、
まさかのメンバーの一人が体調不良…

その子も2日目早朝に体調不良でリタイアし、2日目(最終日)は3人での帰路。

帰りこそは順調と思いきやラスト8km時点でまさかのパンク…
自転車屋を調べても、最寄りはゴール付近にしかない…
ということで、最後の2時間弱はずっと自転車を押しながらゴールへ!

トラブル、ハプニングの連続でしたが、
トラブルがあるからおもしろい!

ゴールした後にAくんが
「おれ、友達に自慢しよ…」とぼそっと一言。

それぞれ確かな達成感や自信を胸にゴールしたようです。
次の冒険も楽しみだ!

 

 

6月 シャワークライミング

梅雨時、水の大冒険へ!

▼活動の様子(6月末ゆぐ記録)
MARE MONTEの宮田氏ガイド協力の元、脊振山系のある川へ。

行ってびっくり、水量が多い…!
曇りでしたが、もう梅雨シーズン。前日までの雨で水量増加中。
(もちろん、ガイド宮田氏の安全確保の元で実施)

川の大迫力を感じつつ、
場所場所での水量の違いも感じつつ、
がっつり遊んできました。

「川の水が凄すぎて怖かった…」
「飛び込んだ後頭の中が真っ白になってた」
「前来たときより難しくて面白かった」
「今日の環境はガイドがいないと絶対行けないよね」

本気のアウトドアで遊ぶからこそ感じることは多そう。
シャワークライミングというあそびの特徴上、どうしても自由にあそべる幅は狭く、
ガイドの指示通りに進むしかない場面がほとんどなのですが、
シャワークライミングを極めていくと、
自分でどのルートを通るか、どうチャレンジするか、というのを考えながら行く、という遊び方もできるそう。
そこまでいけると、自由の幅も広がりもっとおもしろそうだ…!

今回はそこまでのステージには行けませんでしたが、
来年、再来年と積み重ねるとそういう遊び方もできそう!
同じ川の同じルートを毎回行くだけでも、その時々で環境は変わってるから十分おもしろそう!

まだまだ奥の深いシャワークライミングの世界。
やってみたからこそ分かる、その奥深さも知りました。

6月はこれで終わり。
7月は『電車の旅』。

電車の旅はサイコロを使いながら、双六のように進んでいく予定。
細かいルールの確認や、荷物、スケジュールの確認は時間の作戦会議でします。
今度は自由度が一気に上がるテーマ。
自分たちでもっとおもしろく。
どうなるか楽しみだ!

実施協力:MARE MONTE

 

 

7月 電車旅

青春18きっぷで広島を目指せ!

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▼活動の様子(7月末ゆぐ記録)
青春18きっぷで広島へ!
意気揚々と遠賀川、折尾、小倉、と乗り継いで下関駅を通ろうとしたら
「これ、日程的にまだ使えませんね」と駅員さんに言われ、まさかの想定プランが強制終了。
(青春18きっぷが夏休みが始まらないと使えないことにだれも気づいていませんでした)

「もう博多に帰る、?」と弱気な声もありましたが、せっかくなら電車旅をしたい!という想いは共通してあったので、
急遽プラン変更して、初日は北九州のキャンプ場へ。
「予想外のトラブルこそ、旅の醍醐味ってれおが言いそうだよね〜」と誰かの声も聞こえましたが、まさにトラブルの連続。

キャンプ場に到着直後は突如発生した雨雲により豪雨に見舞われましたが、
母屋があったので、大ダメージはくらわず。
結果的に広島行っていたら雨の影響で福岡に帰って来られない可能性もあったので、
結果オーライだったのかも。

2日目は
キャンプ場→戸畑→小倉→門司港→小倉→JR城野→ 小倉→モノレール城野→モノレール旦過→小倉→折尾→水巻→赤間→博多

とサイコロの目に全てを任せて、その場所を探索しました。

いろいろあった2日間。というか、ありすぎた2日間。
最後の方は疲れ果ててみんな爆睡していました(笑)

一度できることを知ると、自信もつき、また知らない世界の扉が開いていくこともこういった旅の魅力だと思うので、
今度は子どもたちだけでも旅に行ってくれるといいな〜と思ったり。

2日間だと劇的には変わってないだろうけど、彼らの中には確かになにかが残っている思います。

また一緒に旅にいこー!

 

 

9月 釣り×野宿

食料は釣った魚だけ!?釣りサバイバル!

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▼活動の様子(9月末ゆぐ記録)
・釣った魚だけで1泊2日過ごしてみたい!
・野宿をしてみたい!
が合体して企画された釣り野宿。
釣りも野宿もはじめての子がほとんどでしたが、
やってみたから分かるおもしろさや苦労を感じた1泊2日だったと思います。

釣りはとにかく波が強くて、まずは釣るのが大変!
すぐに根掛かりするし、狙った場所に糸を垂らすのも一苦労。
SUPの上から釣ろうとしたけど、SUPでバランスを保つことしかできずに、糸すら垂らせず。

だからこそ釣ったときの嬉しさはひとしお。
魚が餌をつつくのを竿から感じつつ、どうやったら釣れるか魚と知恵比べ。
自分で作った枝釣竿で釣ることにチャレンジもしている子もいました。

釣った魚を処理するまでが釣り。
唯一捌ける子を先生に、残りの子は魚を捌くことにもチャレンジしました。
生きてる魚は最初はこわいけど、いつのまにか食材に見えてきて、いつのまにかこわくなくなる。
生き物と食材の境目はなに!?
認知の違いによって見え方が変わることも実感してます。

初日昼、夕、夜、
2日目朝、昼、
空いた時間はのんびりor釣りだったので、ひたすら釣りをしてました。

野宿も初チャレンジ。
天気が良さそうだったから雨対策は特にせずにブルーシートを広げてその上で寝るだけ!
朝に結露で少し寝袋などが濡れましたが、みんなよく寝られたようで、
「野宿意外とできるやん!」
概ねみんな良い思い出で終わったみたいです。

本気でやってみるから分かるおもしろさや大変さ。
ゆぐやれおもサポートはするけど、
『自分たちがやりたいからやる』
当日の準備や片付けはもちろん、親への連絡も事前の備品の積み込みも、
このプロジェクトの全てに責任を持って(できるだけ)自分たちでやれれば、
その分の学びや気づきはそのまま自分たちに返ってくるので、
そこも大事にしながらこれからも遊んでいきます!

10月は『登山』
久住山テント泊へチャレンジ。たのしみだ!

 

 

10月 登山②

日本百名山久住山へ!山頂から朝日を見よう

▼活動の様子(10月末ゆぐ記録)

日本百名山の一つかつ、九州本土最高峰の久住山へテント泊へGO!
のはずが、あいにくの雨予報…

天神で集合してから、雨パターンを想定した緊急ミーティングをした後、出発しました。

現地に到着すると、霧雨だけどとにかく霧が濃い!しかも、風が強く寒い💨
初日の久住山山頂は諦めて、でも2日目が天気が良い予報だったので、朝日は山頂から見たいから、キャンプ場へは行こう!
こんな感じで都度、みんなで作戦会議をしながら進んだ2日間でした。

「『景色が良かったら疲れない』ってゆぐの言葉信じてなかったけど、本当にそうだった!」と景色をかなり堪能していた子。
「寒すぎて全然寝られんかった…」「朝日きれいだったね〜」と気温に振り回されつつ、山の楽しさを味わった子。
「星がめっちゃきれいだった〜」「朝起きたら全然身体動かなくて無理だ〜って思った」とマイペースにあそびを選び取った子。
「登り坂がかなりキツかった….」「ずっと楽しみにしてた朝日はきれいだったし行けてよかった」と限界突破する大きなチャレンジとなった子。

・久住山の雄大な景色
・極寒の夜
・暖かくてかなり回復した山の中の温泉
・夕食作り中のきれいな夕焼け
・普段は見られない星空
・4時起きの末、頑張った先の朝焼け
・なぜか美味しく感じる山メシ

などなど、ここでしか味わえない感動や気づき、感情の動きが見られた2日間でした。

百聞は一見にしかず
このことわざが僕(ゆぐ)の頭の中はチラついていました(笑)

『やってみる』『チャレンジしてみる』を選んだからこそ感じたことはかなり多かった2日間。
このアウトドアプロジェクトでは、すごい(ように見える)ことも、しょうもない(ように見える)ことも、
自分たちで『やってみる』ことがたくさんできるチャンスだと思うので、
これからもいろんな『チャレンジ』ができたら、そこをサポートできたらおもしろいことはたくさんその子の中に起こるだろうなと思いました!

また一緒にチャレンジしよう!

 

 

11月 変なことシリーズ①

『The SANTA』みんなへプレゼントを届けにGO!

▼活動の様子(11月中旬ゆぐ記録)

ミッション『The DAIGAKUに通う子の家全員にもれなくプレゼントを配る』
スマホがあれば簡単すぎるから紙地図で行こう🗺️
分からなかったら道ゆく人に聞けばいいよね!
おれらが本当のサンタだから『The SANTA』やね🎅

作戦会議時点でのわくわくは十分。
西から攻めていこう!と始まったはいいものの、1人目の子の家から大苦戦!
1時間近く探し回っても見つからず、諦めてGoogleマップを使うと、なんと田んぼを挟んだ向こうの住宅地だったことが判明😳
かなり広い町だったため、同じ町名の違う住宅地をずっとウロウロしてたみたいです。

歩いて行っても前原駅に戻るバスに間に合わなさそう。でも逃したら1時間待ち。
もう走るしかない!!!
1軒目から1.5kmほどを走ってなんとか1件目へのプレゼント配達と、バスに間に合うことをクリア。
『これは頭脳戦じゃなくて体力戦かも』
だれかがボソッと呟いていました。

2人目の家へ向かおう!前原駅から歩けるはず!
歩いてみたら思ってたより遠い、、、(徒歩25分)
次の家に行くには都合の良いバスがないぞ…。
ここだけ飛ばすわけにはいかないから歩くしかない!(往復徒歩60分)

気づけばバスに乗っている時間よりも歩いている時間の方がはるかに長い1日でした🚶

13軒を回るつもりが5軒しか終わらず、残りをどうするか緊急会議。
『今日1日で終わらせるチャレンジだから、day2は作らずに今回は失敗として今日で完結させよう』
という結論に。

『今日プレゼントが届くのを楽しみに待ってた人には申し訳ないね〜、、』
『全然達成できなくて、悔しい…。次はリベンジしたいね』
『家で待ってくれてたり、直接手渡しできたりしたのは嬉しかったね』
『今日、前原中でサンタが歩いてたことが話題になってるかもね』

などの話が最後には出ました。

今日受け取ってくれたみなさん、出迎えやメッセージ、ありがとうございました😁
今日お渡しできなかったみなさん、明日直接手渡しするから許して〜🙏

やってみるからこその気づき。
楽しい場は自分たちで作れる。
人に喜んでもらえたらなんかいい気持ち!

これからもどんどん自分たちで考えてチャレンジする場として、
本気であそんでいきます!

 

 

11月 変なことシリーズ②

キックボード耐久リレー!目指せ100km

▼活動の様子(11月末ゆぐ記録)

朝イチに集まったのはゆぐ含めて3人(全部で6人いるはずなのに…)

天気も悪そうだし、3人だと当初の目標(大濠公園75周)は難しいんじゃないか、
と最初に目標を再設定してからスタートしました!

キックボードが壊れること2回
土砂降り、暴風に吹かれること多数
『疲れたな』って感じること多数
『ありがとう!』って感じること多数

なかなかのハードモードでしたが、
前回のThe SANTAでは全然ミッション達成出来なかったので、
今回は『達成出来てよかった〜』の声が多かったです😊

また、応援や、助っ人など、The DAIGAKUメインチームも様々な形で巻き込まれてくれて、
『みんなのサポートなかったら絶対達成出来んかったよね〜!』の声も。

やってみたらどうなる?
→おもったよりおもしろかった!
→キックボードキツかった〜
→みんなありがとう!
→達成出来てよかった!

感じることはそれぞれだけど、全部やってみたから感じたこと。

これからもたくさんチャレンジしていきます!

12月はイカダで川下り!
またまた変なチャレンジですが、みんなでがんばります!

 

まとめ

ここまでが11月までです。
『しょうもないことを本気でやってみる』がコンセプトのアウトドアプロジェクト。

改めてみてもしょうもないのが多いですね(笑)
でも、だからおもしろい!
し、だからこそ本気でやってみる価値がある!

ということで、これからもたくさんしょうもないことを本気でやっていきます!

FREE CAMPスタッフ ゆぐ

 

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(2024年12月現在)


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