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レポート

学生スタッフ研修|無人島サバイバルキャンプ

FREE CAMPでは、年度ごとの通年(1年間)の学生インターンシップとして、学生を巻き込んで活動しています。

そもそもなぜ学生巻き込んでるの?

子どもたちと本気であそぶ
=気づき・学びの宝庫だからです。

もちろん、今のキャンプやアースレンジャーの仕組みは、学生スタッフの活躍あってのことですが、人手不足ではありません!笑

子どもたちとのアウトドアでの活動は、
子ども×アウトドア
思い通りに行かないことの2乗です。

その現場で、
できる限り(主体的な)学びにつながる体験を作っていくために、
僕らは、従わなければならない存在ではなく、
一緒に、楽しい場を作ろう!と呼びかけて、仲間として場を作っていく。
そんなスタイルを目指しています。

 

つまり、
思い通りにならないこと2乗」のところに、
相手を信頼して仲間として場を作る」をやろうとしています。

・ああ、今日も怖くて強く伝えてしまったなー
・あんなに言わなくてもよかったかも。
・ああ、もっとサポートしてもよかったなー
・いやー、そもそも話を聞いてもらえんのがきついな…
などなど。

この状況、
こちら側に学びがないはずがありません。

この「学び」を、社員だけのにしててはもったいない!じゃあ、学生を巻き込もう!その思考順で、学生を巻き込んでいます。

学生スタッフにとっても「学び」がある!
だから巻き込んでいます。

 

 

研修

学生スタッフ向けには、ほぼ毎週金曜の夜に研修会があります。
週末のプログラムのミーティングだけでなく、
・グループでの気づきって何?
・伝えるには?
・聴くには?
・そもそもあなたはなぜこの活動をしたいの?
などなど、

内容は多岐にわたります。
その中で年1回、夏終わりのこの時期に、
野外研修と呼んでいる2泊3日の研修があります。

野外研修

過去には、
・無人島から筏を作って脱出したり、
・100km歩いたり、
・自転車で九州の北半分をぐるっと廻ったり、
・3日間、山を縦走したり。

 

無人島サバイバルキャンプ

2025年度は、無人島へ。
最低限の食料・水分、装備で、いかに快適に過ごすか!
をチャレンジしてきました。

基本支給は、
・水 2L
・ライフジャケット
・トイレセット
という最低限。

上陸直前の港でくじを引き、ペアまたは3人組を決めます。
ペアで相談し、1人20ポイント分の追加装備を選択できます。

ポイントを…
・SUP 20p
・釣具 15p
・火おこし器 4p
現地調達前提のペアもいれば…

堅実に、
米、ファイヤースターター、ナイフ
といった替えの効かないものを選ぶペアも。

いざ、無人島へ。

選んだ装備によって、3日間の過酷度はかなり差がありました。

特に、マッチ・ファイヤースターターを選ばず火おこし器を選んだペアは、
わずかな米をGETしていても炊くことができない…
貝を獲っても焼くこともゆがくこともできない…
3日間、何も口にできず。

火があっても食べ物が少ないのはどこも同じ。
食べられる貝を探しまわるペアもあれば、寝床の居心地を改良しようとするメンバーも。

↑食べないと気力が湧かない。
↓干潮は食料ゲットのチャンス!

快適じゃない環境での3日間

夜は蚊に悩まされながら、
それでも食料ゲットに動き続けたり、
何もする気力が湧かず、寝て粘った時間も。

「食べ物がないとこんなに気力がわかんのやね…」
「意外と動き続けられる時間もあるけど、誰とも話せない夜が一番辛かった…」
などなど、やってみてわかったこともたくさんあった様子。

「お湯が出る、食べ物がすぐに手に入る、日常がいかに恵まれてるか実感した」
「何もやることがなかったけど、自分のために自分がどうかで判断する自由な時間だった…」
「無気力な状態って、お腹すいたとか、不快をどうにかしたい、とかすら頭に浮かばなかった」

苦しさに直面し、その時の自分の気持ちに向き合った3日間になったようです。

何もせずに寝て待つ?

今回のシュチュエーションでの最適解は、何もせずに寝て待つことです。
3日後に迎えが来るのがわかっているので。笑

ただ、お題は「より快適に」いかに快適に過ごすかをチャレンジせよ。

本能的に眠くなる中、ストイックに楽しもうとしていました。
これは本当にすごい…ワクワク感や楽しみたいっていう気持ちって重要。

何の役に立つ?

すぐに何かの役に立つことはないと思います!笑

プログラム中の安全管理スキルが一気に上がるわけではないし、普段の生活や考え方への直接的な影響もほとんどないでしょう。

それでも、「体験したことある」という価値は大きいと思ってます。

根拠はないし、うまく説明できないけど、
「今のFREE CAMPスタッフは、
無人島で3日間、何も食べれずひもじく過ごしたことがある人たちで構成されています。」

「そのスタッフチームが、お子さんと本気で関わります。」

なんかすごそう。笑

2025年度後期のプログラムも、ご期待ください!

EVENT REPORT

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