プログラムのひみつ|学生のスタッフはなにもの?
福岡校の子どもアウトドアプログラムは、
子どもたちのアウトドア体験を専門としたスタッフ野田と、
通年インターンシップで参画している大学生がスタッフとして参加してます。
学生スタッフのしくみ
現在30名の学生が登録しています。
九州大学、福岡大学、西南学院大学、福岡女子大学、中村学園大学、久留米大学、保育系の専門学校、福岡教育大学…
アルバイトではなく、独自のインターンシッププログラムとして関わってもらっています。
つまり、「お金」もらう代わりに「学び」を持って帰って。という形です。
・月3回の研修会
・年2回のスタッフ研修キャンプ
・毎月1回以上の子どもプログラムの参加
という活動内容です。
今回紹介したいのは、月3回の研修会
毎週金曜の夜に実施していますが、実は今月から新たな試みを始めています。
これまでの研修内容は、こちら。
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5/10金 2019スタート(コンセプト共有)
5/17金 安全マニュアル研修
5/24金 体験学習+キャンプ組織論(3つの役割機能)
6/7金 キャンプカウンセラースキル
6/14金 個人の目標
6/21金 応急手当て
7/12金 ASE(ファシリテーションとグループダイナミクス)
7/19金 夏キャンプMTG 環境に配慮した活動LNT
9/13金 夏振り返りと共有
9/20金 ヒアリアットと事故事例
9/27金 キャンプカンセリングとコーチング
・・・
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毎週、基本的には講義+ワーク形式で学ぶスタイルを取ってきました。
どれも必要スキルであり、ある程度研修の効果はあるのですが、
どうも何か物足りない…。
学生にとって、本当に学びたいものを学びたいタイミングで学んでもらうのが最も効率的なのになぁー
これはどうしても一方的になってしまったり、相手が受け身な場面が出てくるよね。と感じていました。
そこで出会ったのが、隠岐島の島前高校での取り組みだったり、
森のようちえんの取り組みだったり…
詳しくはこちら「プログラムのひみつ|これからの学び方とは?」
・探求型であること
答えはないものを一緒に考える
・自分のくらしや生活につながっていること
自分たちの問題であること
・自分で選んで決めること
やらせれるのではなく、やりたいとなっていること
が大事だと思うんです。
そこで、今回から大きく方向転換。
今一緒にいるメンバーが、
興味があったり、困ってたり、自分ごとだったりしている内容を学び合う時間に。
●なぜこのやり方をするのか?
より主体的な学びの場としたい。
「主体的な」:学ぶ側がわくわくしてたり、興味があったり、困ってたり、自分ごとだったりしている状態
●進め方
今いるメンバーの興味や学んでいることからトッピックを決める(11/8 決定)
●当日
1.テーマについての情報提供 10〜20分
2.テーマについてのディスカッションやワーク 60分
(アースレンジャーや自分たちの活動への繋ぎとして)
●内容と情報提供
11/15(金)ジェンダーについて
LDBTやトランスジェンダー、男女の性差、
キャンプにおいても男子女子と区別してるけど…? など
11/22(金)生きものについて
昆虫の種類・危険生物・詳しい子どもに知識追い付こう!など
12/6(金)障がいや特別な支援が必要な子ども
発達障害、特別支援など
12/13(金)プログラムの進め方 PD
プログラムディレクターという役割・そもそもPDの役割は?など
12/20(金)子どもの流行りについていく
子どもとの雑談力UP・ポケモン、ユーチューバー基礎知識 など
1/10(金)認知症
認知症って何?・少子高齢化の未来 など
1/17(金)AI 人工知能
AIって?AIが普及した未来
1/24(金)フィンランドとインドの教育
海外の教育事情 など
2/7(金)デザイン思考
問題解決手法としてのデザイン(仕組み) など
2/14(金)人間関係・コミュニケーション
自分を知る・リーダーシップ、いいコニュニケーションって? など
2/21(金)早期教育
早期教育って?・効果、弊害、実情 など
3/6(金)おもしろい大人から学ぶ
人生の先輩から学ぶ・だれか呼んでくるかも
3/13(金)健康・スポーツ
ストレッチ・スポーツ科学・早く走る方法など
3/23(月)ふりかえり
現役大学生が大学で学んでいることって、最新の知識だと思うんです。
大学生がたくさん関わっているのに、その最新知識をプログラムに反映しない手はないな…そんな裏の狙いもあります。
月3回のこの時間では足りないから、研修前にもやろうか…
今回の内容について、自分も興味あるから事前にちょっと調べとこうかなー
などなど、ワクワクしながら学ぶ。
そんな場を大学生にも提供できたらこれはすごいことだな。
とワクワクしています。
福岡校マネージャー:野田隆太(れお)