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大学准教授に直接インタビュー 幼児世代の成長に大切な場とは!?

このブログページは、FREE CAMPサポーターの皆さん向けに先行的に公開しています。

 

12月に入り、Pay Forward月間がスタートしています。

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サポーター インタビュー

FREE CAMPのサポーターに、アースレンジャーに4歳から娘を通わせ、ご自身は幼児教育を大学で研究しておられる方がいらっしゃいます。
ゆぐとアースレンジャーJr.コース(幼児コース)を担当する学生3人の計4人で研究室にお邪魔しに行ってきました!

お相手は、中村学園大学幼児保育学科准教授をしている福丸准教授です。

左から、かめ・りこぴん・福丸先生・モカ・ゆぐ

ゆぐ(以下ゆ):本日はよろしくお願いします!(メモを取る準備をしている学生を見て)学生チームもやる気十分ですが、かしこまりすぎずに(笑)
いろいろお話しできればと思っています。

福丸准教授(以下ふ):すごいやる気ですね…(笑)なにかためになることを話せたらいいなとは思っていますが、そんなことができるのか…

ゆ:せっかくの機会なので、福丸さんが知ってる知識とかはぜひ聞きたいですし、逆に正解がない部分とかもたくさんあると思うんで、そこは一緒に考えるというか、深めるような時間になっても全然いいかなと思ってるんで、改めてよろしくお願いします!

学生一同(以下学):よろしくお願いします!

■目次
①ワーキングメモリ(福丸さんの専攻分野)
・ワーキングメモリとは
・アースレンジャーでできる支援とは?
②幼児と接する上で気をつけたほうがいいこと
・褒め方の話。認める。
・見守ること
③アースレンジャーに預けている理由
・自然体験の価値
・いろんな人に関わってほしい
・居場所はたくさんあっていい
④最後に

①ワーキングメモリ(福丸さんの専攻分野)

ワーキングメモリとは

ゆ:早速ですが、まずは福丸さんの専攻分野について聞かせてください。これはそもそもなんですか?一応調べてみたけど、まだよく分かっていなくて(笑)

ふ:簡単に言うと、ある物事を処理するときの記憶しながら処理する脳の動きです。
例えば「暗算するときに別の位の数字を頭の中に留めながら計算をする」「ある作業をしながら違う作業も進める」「話を聞きながら、ノートに記録をとる」などです。
机をワーキングメモリだとイメージするとわかりやすいです。机の上に本があり、メモがあり、資料があり、パソコンがあり…整理できる大きさがあれば、作業しやすいのです。
が、ワーキングメモリが小さいと(机が小さいと)いろいろあふれかえっちゃって作業もできない。どんどんこぼれ落ちていくから、本人が怠けているわけではないのに「何聞いてたの?」とか言われて、本人も困っています。

その状態で数年間教育を受けていかないといけないので、すごいきついですよね。

学:たしかに…。同じ学年の中でどのくらい差があるモノなんですか?

ふ:研究によると、同じ学年でも上の子と下の子で6歳差があると言われています。

学:え、そんなにあるんですね…小学1年生でも4歳~小学4年生くらいまで差があるってことですもんね。

アースレンジャーでできる支援とは?

ゆ:そういう子にできる支援ってなにがあるんだろう?
たしかにキャンプをしていて、「これしたあとに、あれをしてね」みたいな指示が全然通っていなくて「この子話聞いてたの?」みたいになるのってあるあるですもんね。

ふ:それはもうごめんなさい(笑)(うちの子が…)

学:慣れているか、や、話聞かない(せっかち)とか、ワーキングメモリ以外の要因もありそうだね。

ふ:そうですね。ワーキングメモリ以外の可能性だと、単純に話を聞いていなかった、記憶することが苦手、動くのがめんどくさかった、気持ちが乗らなかった、とか考えられる要因はたくさんありますよね。

ゆ:たしかに。現場ではプロセス(※ 起こっている言動ではなく、そこの言動に隠れている事情や背景のこと)を「みる」とか、「聴く」、みたいなことをすごい意識していこうとしていたけど、やはりそういう意識が大切そうですね。

ふ:「なんでやらないの?」と相手に原因を求めずに、「どう伝えたら伝わるかな」「どう聴いたら話してくれるかな」みたいに、自分の行動を改善するような思考ができると、お互い幸せですよね。

②幼児と接する上で気をつけたほうがいいこと

学:私たちは普段から幼児と接することが多いのですが、接し方で気をつけることって何かありますか?

褒め方の話。認める。

学:あまり褒めない方がいいとか言うけど、どこまでやっていいのか。それと、自分でできるようになってほしいけど、どこまで手助けが必要か。分からなくて…

ふ:あえて言うとしたら「すごいね」と褒めるよりは事実を認める。「あなたはこれが好きなんだね」とか「〇〇してありがとう」とか。
ちょっと教育的観点になるけど、その子が自分のことを知るきっかけにもなるし、大人が抽象的に褒めるのではなく、具体的に素敵だと思うことを伝える。というのを勧めているかな。

ゆ:例えば「早く集合して偉いね」ではなく、「早く集合してくれてありがとう」みたいな声かけですよね。
褒めるというよりは、まさに認めるというか、「その行動見てるよ!」みたいなメッセージを伝えるというか。

ふ:本当にその通りで、他者貢献、人の役に立ちたいっていう思いをみんな持って生まれてきてるから、そこをくすぐるというか、そこを満たしてあげると、自分の存在意義とかも一緒に育つから、いいと思います。

見守ること

ふ:あとは、「見守る」ってのも意識していますね。私は我が子が何か変なことしても、泥とかにはまって抜けなくなっても、助けない(笑)
傍から見たらひどい親かもしれないけど、「さあどうするかな」って楽しいし面白いから見ちゃう。
こんな風にいろんな人がいていいのかなと思う。

そこに偶然集まったいろんな人と関わっていろんな人がいるっていうのを知ることに価値がある。
スタッフでもれお、ゆぐ、キャプテンが違うように、みんな違うやり方でいいと思うし、みんな盛り上げる人もいれば、残りの1人を大事にする静かなスタッフさんがいてもいいと思うし…
これがアースレンジャーに預けた理由でもあります。

ゆ:なるほど。じゃあ、やっぱり何を気をつけるかと言うと、「事実を認める」こと、関わる人それぞれのやり方で「見守る」こと。ってことですね?

ふ:はい、こうじゃないといけないとかはないけど、敢えて言うなら、やっぱりまずは見てほしい。関わる前にその子の姿を見て「今この子は何に興味を奪われてるんだろう」って考えるところから始めてほしい。

③アースレンジャーに預けている理由

自然体験の価値

学:アースレンジャーに預けた理由の1つで、「いろんな大人と関わってほしい」ってのがあったと思うんですけど、その他に何でアースレンジャーに子どもを預けようと思ったのか?とか期待することとかあったら…!(笑)

ふ:もともと子どもが生まれたときに、この子に最初にどんなことを経験させたいかって考えたときに、やっぱり自然体験を一番に、どんな習い事より先にさせたかった。
自然の中で育てたらわざわざ行かなくてもいいんだろうけど、いろんな刺激を感じてほしかったってのはありますね。

学:自然体験ってそんなにすごいんですか…?

ふ:自然って同じものは何もないし、テレビゲームとかみたいに子どもに強すぎる刺激もないし、いろんな変化もあるし、もう本当にね、子どもにとって素晴らしい材料で(笑)だからこそまず自然体験をして欲しかったですね。

ゆ:Jr.コースは「五感を使ってあそぶ」みたいなことを大事にしているけど、まさにそういった部分ですよね。

ふ:自然が子どもの教育に良いのは間違いないですよね。視覚、聴覚、嗅覚とかでそれぞれ活発になる脳の部分は違うので、そこがそれぞれ関わり合ってさらに活発になりますし、そこで体験したことがその後の人生のどこかに繋がっていくことで、より本質的な学びというか、体験を通じて学んでいく。みたいなことにも繋がりますよね。

いろんな人に関わってほしい

ふ:あとは、さっきも話しましたが、いろんな人と関わって欲しいってのはありましたよね。2人(母と娘)だけの世界ではく、そこに集まったスタッフや子どもと、どう過ごすかという体験を通じて、一人ひとりに違いがあることや、その場所にはその場所の文化やルールがあることを知って欲しかった。

居場所はたくさんあっていい

ゆ:普段とは違う場に在籍してみることで感じられることも多そうですもんね。

ふ:そうですね。世の中には保育園、家庭、以外にもたくさん居場所となるところはあるんだよっていうのも知って欲しかったというのも理由の一つですね。

ゆ:たくさんの想いをありがとうございます。Sちゃん(娘さん)は最初に来たとき(4歳)はすごい小さくて、「走れるのか?」みたいな感じでしたが、いまとなっては本当にのびのび自由にあそんでいますもんね。

ふ:おかげさまで、本当にのびのびあそんでいます(笑)本人にとっても居場所として確立しているみたいで、良い意味で特別感がないというか、学校に行くくらいの感じでアースレンジャーに行っていますね。

最後に

ゆ:今日は本当にありがとうございました!60分のつもりが、盛り上がりすぎて90分も経ってしまいました(笑)

ふ:いえいえ。今度はぜひうちのゼミ生も一緒にFREE CAMPの学生メンバーの研修会に混ぜてください。幼児保育学科で知識が詰まった考えに刺激をもらえそうです!

学:どんな学生がいるのか気になるし、楽しそう!

ゆ:それはぜひ!僕たちに力になれることがあればいつでも声かけてください!本日は本当にありがとうございました!

わざわざ大学内のパンをお土産で用意してくださり、
本当に至れり尽くせりの、和やかな雰囲気で話してもらいました。
福丸さん、本当にありがとうございました!

福丸先生の詳細
https://researchmap.jp/cDIUwvYi0VWGmz8S

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