REPORT
レポート
ジャワ島830kmチャリ横断|スタッフ遊びレポート
FREE CAMP学生スタッフのだんぼです。
2024年10月末。
10日間の日程(実際漕いだのは6日間)で、インドネシアのジャワ島を自転車で横断してきました!
メンバーれお、ゆぐと学生スタッフのだんぼ、コビー、社会人メンバーのこーだいです。
後列:こーだい・れお
前列:だんぼ・コビー・ゆぐ
Day.1 スラバヤ→ラモンガン 70km
まずは今回のスタートの都市、スラバヤの空港に集合。
まずはスラバヤまでの長い道のり
れお・ゆぐ・コビー・だんぼ
→それぞれ別の都市を経由してスラバヤで合流。
こーだい
→インドから東南アジア経由で数日前にスラバヤ入り。横断のための自転車をGETして待機してくれていました。
僕らはできるだけ安くいくために、それぞれ3便くらい乗り継いで来たので、実はもうこの時点で、福岡を出て丸一日以上。しかも昨夜は空港内で野宿。
自転車をダンボールに詰めて渡航したので、組み立てるとこからスタート。
さあ、スタート!目指すは830km先!
正午頃空港を出て旅のスタートです!
交通量の多い街中をぬけていきます。ここ渡るの?!って場所も、インド帰りのこーだいが先導して突っ込んでいき、心強い!
少し漕いでいると最初のアクシデントが。
コビーの自転車がパンク!
日も少しずつ暮れてきた頃2つ目のアクシデント、こーだい、両足を攣る!
足を延ばすなど応急処置をしてだまし、だまし進みました。
この日はラモンガンという田舎町に宿を取ることに。
集落の路地を進み、宿に着くとなんだか怪しい雰囲気が・・・
英語が全く通じないので、身振り手振りとGoogle翻訳を駆使して、どうにか部屋に通してもらったものの…
部屋のエアコンが全然効かずにとても暑かったり、お湯が出なかったり…、トイレは隣のバケツに溜めた水で流すスタイル。
まだ初日なので、大きな声では言えませんでしたが、これがあと何日か続くのか…と思うと絶望的な気持ちになりました。
Day.2 ラモンガン→レンバン 150km
初日からの教訓
・残りの距離と日数を考えると1日に150kmくらいは進む必要あり!
・昼間はとても暑い→朝イチに出よう!
・宿はある程度でかい街で探さないとえらいことになる!→先にゴールの街を決めよう!
ということで、150km先のレンバンという街を目指すことに。
起きた時には礼拝の放送のようなものが街に響き渡っていました。インドネシアは人口の約9割がイスラム教徒であり、空港や飲食店の駐車場などいろんなところに礼拝所があります。
漕ぎ始めて5時間たったころ、コビーの自転車が二度目のパンク!
「今日もパンクか、、、明日もかなぁ」と不安になるコビー
休憩もかねて20分ほど止まり再出発しました。
100キロほど漕いで、お昼ご飯を食べるべくチキン料理店へ。
口コミには「清潔、快適、優しい風」と書いてあり期待大!
隣の人が食べていたご飯がおいしそうだったので同じものを注文することに。少し辛いけどおなかを満たし、海からの風を受けながら1時間ほど昼寝して、再びGO!
夕方になると涼しくなり、残り50キロも少し楽に漕げました。
翌日の作戦会議をしていると「暑いからもっと早く出ようよ」と誰かが言った結果、次の日は5時に出発することになりました。
どんどんストイックになっていく…笑
Day.3 レンバン→ケンダル 150km
今日も150キロの予定で日の出とともにスタート。まだ少し暗い街を漕いでいきます。
涼しいうちに出たおかげか調子は良さそうだ。
まだ先が長い時のメンタリティ
もう3日目だけど、まだ半分も来ていない…
30キロほど漕いで、あと120km!「ここまでを準備運動として、今日はここがスタートだよね!」との謎の解釈をして、今日の長距離を乗り越えたい…。
残り40キロほど。涼しくなり快適に漕いでいましたが大渋滞に巻き込まれます。
車はほとんど進めず、そのわきを大量のバイクがすり抜けていきます。
バイクとともに車の脇をゆっくり進み、何とか渋滞を抜けました。
人口やバイクの多さを身をもって感じることができました。
その後はご飯を食べて宿に入りました。明日は130キロ。
ちなみにホテルは、3部屋予約を取って、部屋割りを決めていました。
部屋割りのじゃんけんになると「おれは1部屋分(お金)出すから、一人部屋に!」と、この時だけれおがお金でモノを言わせて来ます。笑
涼しい時間に漕ぐと良いことが分かったため明日も5時出発です!
Day.4 ケンダル→テガル 150km
今日は4時に起き5時に宿を出発。正直、この3日目、4日目はあまり覚えていません!笑
ずっと漕ぐのみ。
スタートして30キロほど漕いでこの度で初めての急坂が現れました。
これまで通った道は基本平らだったのでとてもびっくり。途中止まりながらもなんとか乗り越えました。その後は大きなアップダウンを繰り返しながら少しずつ下っていきます。
「ずっとこんな道でいい」とゆぐ。
「平らな道がいい」とこーだい。
自転車って得意な道や苦手な道って人それぞれ違うな〜と思いました。
それにしても、初日で両足攣ってたこーだいの回復力…笑
宿まで残り20キロくらいで雲行きが怪しくなります。ついに雨が降りそうだ!
ここ数日の天気予報=にわか雷。
「にわか雷って何?!」と盛り上がっていたので、とうとうです。
一気に雨が降り始めすぐに土砂降りに。
軒下に避難して、雨が弱くなったらまた漕ぎます。そしたらまたザーッと降ってきて全身ずぶ濡れ。道路の冠水…トラックに水をぶっかけられながら進みます。
(土砂降りすぎて写真なし…)
雨を乗り切って16時前には宿につきました。受付の際に英語が通じること、全員のパスポートの提出を求められたことに「このホテルちゃんとしてる!」と安心するみんな。
部屋割りを決めてそれぞれ休息をとります。
夜は近くのショッピングモールで吉野家の牛丼を食べました。米の食感も味も日本っぽく、満足してホテルに帰りました。
とうとう残り300キロちょっと!
ここまで来るとあとは残り距離が減っていくのみ!うれしい。
Day5 テガル→ジャティバラン 130km
今日も朝から西へ!明るくなった街を走り抜けていきます。
今日の天気は晴れ。出た時も少し暑かったが10時ごろにはものすごく暑い。
暑さに耐えながらチルボンという大きな町に到着しお昼ご飯。
食べ終わり再度漕ぎ出して、少し経つと久々のアクシデントが。
ゆぐの自転車がパンクしました。コビー以外では初です。コビーはパンク仲間ができて少しうれしそう!
一気に終わらす?!
この日の夜、あと2日の話し合いがありました。
残り200キロで1日半。二日間に分けて漕ぐか、一気に200km漕いで最終日のんびりするか。
実はこの日漕ぎながら、れおが呟きました「あれ?!あと200キロなら明日1日で終われるんじゃない?!」苦笑いのこーだい。「たしかに…」とゆぐ、コビー。
「一日で200キロ漕ぎたい」「とっとと終わらせてしまおう!」と、れお、だんぼ、コビー。
「200キロやったことあるし、きついのも知ってるしなー」ゆぐは独りで東京にチャリで行った時に1日200kmは経験済み。それを思い出したのか、それとも、ただお腹が空いてるか・眠いか、もごもご言っていました。
200kmを一気に行くとなると当然少し急いだり、長時間集中して漕ぐ必要が出ます。
「200キロを本当に安全に行けるならいいけど、ここで事故とかあったら最悪。そのリスクを負ってまで1日で頑張らなくてもいいのでは?」と、最も真っ当なことを言うこーだい。
それぞれ意見を言いあい、リスクを洗い出し対応策を考える。
結果として、200キロに挑戦することに!
行動食を買って早く寝て明日に備えます。
Day6 ジャティバラン→ジャカルタ 200km
200kmなので、朝の4時に出発。
宿の人にもらったマンゴーを出発前に食べて、街灯のない真っ暗な道を走りました。
天気も運よく曇りのままで、昼になってもこぎ続けます。
残り50キロのところで長めに休憩し、ついにジャカルタに到着。ゴールのホテルを目指します。
ジャカルタに入ると途端に交通量が多くなりました。
乗用車やバイクに加えてバスも増えて余計に疲れるように、、、
雨も降ってきたため、ゆっくり安全に進みます。
バイクの波の間を慎重に進んでいくと、急に都市高速のような道に…
あれ?これは?入ったらダメなところだったか?
心なしか交通量も少なく、横をすごいスピードで車が通り過ぎます。
しかし、もう進むしかない…
よくみると周りはジャカルタのキラキラ摩天楼。
渋滞を避けてホテル近くまで一気にワープ!
少し進んで旅のゴールのホテルに到着!
無事ジャワ島横断の自転車旅が終わりました。
だんぼの気づき
遊びから得られるものは多い!改めて思った旅でした。
・インドネシアってこんなとこなんだ、
・めっちゃモスクあるな、
・ジャカルタけっこう発展してるやん
・人と人との距離が近い…
などなど。
自転車でいろんな街を走り抜けて、いろんなものを見て知ることができました。
人から聞くより自分でやった、遊んだことのほうが、面白いし学びも多いと強く実感!
自分のワクワクをたくさん拾ってたくさんあそぶぞー!
FREE CAMP学生スタッフ だんぼ(壇拓実)